福岡でフリーランスイラストレーターとして活動しているトウユウジ(@ugto310)です。
使用していたwacomのペンタブレットが不調だったため(言い訳?)2019年9月30日に発売されたiPad(第7世代)32GB、Wi-Fiモデルと、Apple Pencilを購入しました!!
この記事では
- iPadでイラストを描くときに必要な金額は?
- iPadを買うとどんなメリットがあるのか
- iPad ProやAirのほうが幸せになれる基準は?
という疑問を、イラストレーター目線でレビューしていきます。
今からデジタルイラストを始めるならiPadとApple Pencilはオススメです!
iPad第7世代とApple Pencil合わせて¥50,160!!
まずはiPadでイラストを始めるときに必要な金額ですが、¥50,160とめちゃくちゃ安いです!
以前はiPad Proにしか対応していなかったApple Pencilも、iPadやiPad miniに対応したことによって、デジタルでイラストを始める敷居がグッと下がりました。
この値段で手軽にイラスト制作を始められるのは衝撃的・・・。
おしゃれなカフェや電車でも!どこでも絵を描ける環境が手に入る!
iPad全般に言えますが、どこでも描けるというのは想像以上に便利です。
PCとペンタブがなければ描けなかったものが、iPadとApple Pencilがあれば描ける。
物づくりする人の多くがそうだと思いますが、作業ができない外出先で面白いアイデアを思いつく、なんてことありませんか?
そんなときにサクッと始められるiPadがあると、思いついた勢いを覚まさずに制作に取り掛かることができます。
意外とサクサク動くアプリたち
「イラストを描くならiPad Proじゃないと無理なんじゃないの?」と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
iPad Air、iPad Proと比べると性能は劣りますが、それを感じさせないパフォーマンスを持っていると思います。
iPadで利用できる、メディバンペイント、Clipstudio、Procreate、AdobeFrescoなど、複数のアプリを使ってイラストを描きましたが、強制終了することもなく快適。
もちろん使用するブラシによっては筆が遅れて描画されることはあるものの、PC並みのスペックをiPadに求めていないのでストレスに感じませんでした。
イラスト制作に取り掛かるまでの時間を短縮できる!!
僕が一番感動したのはこれです!
僕はMacBook Pro15インチにペンタブを繋いでイラストを描いているのですが、作業開始するまでにどうしても時間がかかっていました。
iPadがあることによって「描きたい!」という熱が冷める前に、描き始めることができるのは最高に気持ちがいいです!
Sidecarを使ったiPadの液タブ化もオススメ!
iPadOSとMacOS Catarinaの組み合わせにより、[Sidecar] という機能に対応しました。
この機能は、MacとiPadの双方を無線・有線で接続し、iPadをサブディスプレイ化することができる機能です。
もちろん、Macの画面をミラーリングし、iPadを液晶タブレットのように使用することも可能(めっちゃ便利!)
板タブ、液タブの代わりに持ち運ぶには最適だと思います。
外ではiPadでラフ制作、家ではMacに繋いで液タブとして負荷の大きな作業を、なんて使い方ができるので、1台で複数の用途に使えるのは便利です。
iPadOSが使いやすい
第7世代iPadに限った話ではないですが、iPadOSがかなり使いやすいです。
iOSだったころのiPadを使用したことがないので比較できませんが、ファイル管理周りと、SDやUSBメモリの読み込み対応しているので、今のところ最少容量の32GBでも不安はありません。
画面を分割することもできるので、資料を確認しながらイラストを描いたり、動画を見ながら・・・なんて使い方もできるのは便利です。
注意点と、iPad Pro、Air、miniのほうが幸せになれる人
ここからはiPadを購入する際に気をつけた方が良い注意点を少しだけ。
何を重要視するかによって、iPadのどれを購入すれば良いかは変わってきます。
イラスト制作を目的とする場合に注意したほうがいいことをまとめます。
iPadとApple Pencil、対応世代に注意
iPadの種類によって使えないApple Pencilがあります。
図で描いたので参考にしてください。
Apple Pencilの充電をスマートにしたい人
iPad Pro一択です!
Apple Pencilをスマートに充電できるのは、第2世代Apple PencilとiPad Proだけです。
iPad Pro以外は全て第1世代Apple Pencilのみ対応なので、Lightningケーブルに繋ぐか、iPadの充電口に突き刺して充電する必要があります。
iPadに挿して充電する姿が話題になってましたが、付属のアダプターを使って充電することもできます。
個人的には、こっちの充電方法がメリット大きいと思いますがどうでしょうか。
画面の視差について
画面の視差を感じたくない人はiPad Pro(第2世代以降)、iPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)!
無印のiPad以外は“フルラミネーション加工を採用しています。
簡単に説明すると、カバーガラス(表の触れるガラス)と液晶が一体になっており、画面に直接描いているような感覚に近いです。
実際に店頭で触ってみるのが一番ですが、このガラスの厚みが要因で描きづらいと感じる人も居ると思います。
僕の場合は、気になる場合もあるけど、基本画面に対して目線を平行にして描くから気にならない、って感想です。
画面に近づいて描く人は注意が必要な点です。
デスクトップPCでの作画環境に近いiPadが欲しい人
買うとしたらiPad Pro一択です!
が、”本当にデスクトップと同じこと“を求めるなら苦しいです。
2019年11月4日にiPad版Photoshopの配信開始、2020年にはillustratorの配信も予定しているようなので、さまざまなグラフィックデザイナー、イラストレーターの人がiPadだけで仕事ができる日は近いかもしれません。
iPad OSの登場によってPCっぽく使えるようにはなったので、描くイラストの程度にもよると思います。(上手い下手ではなく、負荷のかかる処理をするかどうか)
もちろん、仕事として制作から納品までiPad Proだけでやっているという情報も出てきているので、やりようはいくらでもあると思います!
まとめ:iPadの満足度高い!
iPadのオススメポイントは以下
– おしゃれなカフェなど、思いついたその場所で絵を描くことができる!
– イラスト制作アプリもサクサク動く!
スペック的には一番低いiPadですが、「めちゃくちゃ使える!」というのが感想です!
10.2インチのサイズが、A5用紙の入るカバンにぴったりなのも気に入っているポイントです。
iPad第7世代、オススメです。


